いい子とは …
今、あなたの胸は期待でいっぱい。
助産師が認めるいい子の範疇に、わが子は含まれるのか。
わが子にどれくらい、いい子の要素があるのか。
その答えは、詰まるところ、
自分の子育てが正しく進行しているのかどうかを知りたい
ということだと思うのですが、違いますか?
「これでいいのか」いつもいつも、母は考えています。
何か不都合な状況が生じたとき、失敗したのかと、つい考えてしまうのです。
子育ての評価は、子どもが中学生になったときに下されると、
ある評論家が言い、私自身も感じました。
中学時代 ― 自分の将来を自分で選び、その実現のための行動を起こす時代。
そこへと続く道について述べるのは、次の機会にして、
とりあえず、今このとき、いい子とは????
よく寝る子
お行儀よく食べる子
毎日うんちを出す子
元気よくご挨拶できる子
親から離れて友達と遊べる子
逆に、こんなことができない子はいい子ではないのでしょうか。
いつかできるようになりますよ。
いつかって、いつですか。
学習できたときですよ。
学習させるのにはどうしたらいいですか?
お母さんやお父さんがして見せてください。
そして、できないときは少し手伝ってあげてください。
靴下のはき口を少しだけ広げる。
靴のかかとに手を添える。
ちょっとだけ手伝おうか?と声をかける。
少しでもできたら、ほめてあげてください。
ギャーギャー泣きわめいて、暴れまくって、手に噛み付いても、
最後まで歯を磨けたら、しっかり目を見つめて「おしまい!よくできました。」
ついでに、ぎゅ~っとだっこ。
靴が左右逆でも、ボタンがずれていても、自分でできたら「やったね!」
そのまま出かけて、よその人に「これ、この子が自分でしたんです。すごいでしょう!」と自慢。
ほめるとは、そういうことですよ。
失敗したら、励ましてください。
がんばったね、次はうまくできるよ。
あら~惜しかったね。もうちょっとだったね。
いい子だと心から信じることは、親にしかできないのではないでしょうか。
信じてくれる人がいるとき、人は強くなれるのではないでしょうか。
写真は、1歳8ヶ月の子がパンツをはじめてはいた記念撮影です。
パンツがはけた、パンツがはけたと喜ぶ母は、あほみたいですか?
次回は、プライドについて考えます。